体水分量が低下すると運動パフォーマンスが低下する【水分補給】

栄養学

人は、活動していると体内の水分量が減っていきます。
特に運動による発汗で、体水分量の低下が分かりやすいでしょう。

体の水分量が低下した場合、
一般的には「運動能力」が低下する。と言われています。

具体的には、どのような運動パフォーマンスに影響があるのでしょうか?
体水分量低下と運動パフォーマンスに関する論文をご紹介します。

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論文紹介(体水分量低下は運動能力低下する)

水分不足(体重の2.5%水分低下)が持久力を低下させます。

著者:Lewis J. Jamesら
公開日:2017年6月22日
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5492205/

軽度の脱水(体重の1~3%水分低下)が空間認知能力を低下させます。

著者:Smith MFら
公開日:2012年11月
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22190159/

体水分が不足している状態よりも、計画的に水分補給をした状態のほうが運動能力や注意力および心拍数回復が改善されました。

著者:David Ayotte, Jrら
公開日:2018年6月4日
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5987390/

まとめ

体水分量が体重の約2%低下すると、運動パフォーマンスが低下することが多くの研究から明らかになっております。

しかし、体水分量が低下したからと言って
「ただの水」を飲むことはパフォーマンスを改善することには繋がらないことも分かっています。

次回の記事では、水分補給についての内容を更新したいと思います。

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