論文紹介– category –
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「自己効力感」の正体について。できた!をたくさん上書き保存していこう
今記事では「自己効力感(セルフエフィカシー)」について書いていきます。 この内容でブログを書き残しておこうと考えたのは、最近見た1本の映画「インビクタス/負けざる者たち」がキッカケ。 南アフリカにおいて、初の黒人大統領となったネルソン・マン... -
競泳100m種目に必要な能力は、スピードか?持久力か?
水泳の100m種目では、おおよそ60秒くらいの運動時間となります。そのためには持久力を鍛えるべきか、それともスピードを鍛えるべきか? 多くの選手や指導者にとって、頭を悩ませているテーマの一つかも。 水泳の100mは、純粋なスプリント種目とは異なり、... -
成長には”構造の理解”が大切?技術を獲得するために動作を分解しよう
今記事では、筋力トレーニングの一つの種目である「パワースナッチ」についての動きを分解したものを紹介したものとなります。 「なぜ動作を分解して理解しようとするの?」と問われれば、以下のように考えます。 「どこがうまくいっていて、どこが問題な... -
下肢左右差の改善に効果的なトレーニングとは?プライオメトリックトレーニングについて考えてみよう
「身体の左右差が気になる!」 スポーツの現場ではよく耳にします。しかし、アスリートの競技パフォーマンスにおいては、"左右が対称=最適"とは限りません。 パフォーマンスを向上させるために、何を選択すべきか?手段と目的を立ち止まって考えつつ、そ... -
クラウチングスタートで片足が安定しない?できないのは才能のせいではないかも
日本選手権に出場するようなアスリートに聞かれました。 「クラウチングスタートだとグラついちゃう...片足でのバランスを取る筋力が足りないのかな...?」 スタート台で、「片足で体がグラつく」「地面を蹴る感覚が不安定」「爆発的に踏み切れない」 こう... -
水泳選手の筋トレ導入時期は若年化してきているけど、やり方がアップデートされていない件について
アスリートの皆さんが筋力向上や瞬発力向上を目指すための筋トレには、"継続"と"刺激"が必要です。 そんな筋トレにも「やり方」がたくさんあります。 今記事では、トレーニングの手法について比較した研究を紹介したいと思います。 「クラスターセット法(... -
HIITやSITをもっと上手く活用したい:インターバルトレーニングの具体例
アスリートにとって効果的なトレーニング方法を選ぶことは、競技パフォーマンス向上への鍵です。その中でもインターバルトレーニングは、世界中で取り入れられているトレーニング手法です。 しかし、とりあえず「インターバルトレーニングをすれば良い」と... -
ウォームアップの本当の効果とは?
「ウォームアップ運動は必ずやるべきもの」—— そう信じている人は多いでしょう。 しかし、どのようなウォームアップが効果的なのか、そもそも全員に必要なのかについては、実は科学的に明確な結論が出ていません。 最近の研究論文(メタ分析)によると、ウォ... -
個人競技はメンタル病みやすい問題について
「アスリートはメンタルが強い」この言葉を聞いて、どんな人を思い浮かべますか? 強い精神力でどんな困難も乗り越えるストイックなアスリートでしょうか?それとも、周囲の支えを受けながら競技に励む選手でしょうか? 「個人競技のアスリートほどメンタ... -
背泳ぎブレイクアウト(浮き上がり)テクニックについて
コンマ数秒を競う競泳において「スタートやターン後の15m通過タイム」は今となっては気にしていない人はいないんではないでしょうか。 その中でも「ブレイクアウト(浮き上がり)フェーズ」に焦点を当ててトレーニングしているスイマーやコーチも増えてきて...