生理学– category –
-
生理学
スプリントトレーニングが先か?最大有酸素速度(VO2max)トレーニングが先か?【トレーニングの順番】
スポーツ指導者・コーチがトレーニング内容を考える際には、トレーニングの強度や量や頻度など、さまざまな要素を考慮する必要があります。 その中でも、トレーニングの順番は、トレーニングの効果に大きく影響を与える重要な要素だと思います。しかし、水... -
生理学
汗から乳酸を測定する:スポーツの新しい視点
競技スポーツの現場では、トレーニング効果の評価や運動能力向上を図るために、さまざまなバイオマーカーが活用されています。その中でも「乳酸」の測定は、個々の選手の運動強度や体調を把握する上で重要な指標であると考えられています。 現状、スポーツ... -
生理学
VO2max向上のトレーニング比較研究の紹介とメタファー
持久系アスリートの皆さんが一度は聞いたことがあるであろう「VO2max」という言葉。 VO2max(最大酸素摂取量)とは、1分間で体重1kgあたり何mlの酸素を体内に取り込みことができるかを表しています。単位は(ml/kg/分) これは全身持久力の生理学的な指標とし... -
生理学
スプリント能力と持久力は両立できない?【VLamax:最大乳酸生成率】
乳酸測定の指標として、最近よく耳にするワードがあります。 VLamax ブイエルエーマックス? ブラマックス? 最大乳酸生成率(maximal lactate production rate)とか、 最大解糖速度(high maximal glycolytic rate)などと説明されています。 (Jennifer Homm... -
生理学
無呼吸(apnoea)トレーニングの効果について
呼吸の回数を制限して(無呼吸)トレーニングすることで、どのような効果が期待できるのか? どのような生理学的な能力が向上するのか?また、どのような能力の向上は期待できないのか? そういったことについて考えを巡らせていきたいと思います。 【結論:... -
生理学
【水泳】レース後の血中乳酸濃度について【種目-距離別】
前回、「乳酸」について記事を書きました。 No.185 運動で発生する「乳酸」の歴史(いつから悪者扱いされてきたのか?) https://t.co/fbO3kO7g0z— YY (@hari_sports_YY) December 18, 2021 ■水泳のレース後は、どのくらい乳酸が発生しているのか? ■距離... -
生理学
運動で発生する「乳酸」の歴史(いつから悪者扱いされてきたのか?)
アスリートのトレーニング現場では、「乳酸」というワードが頻繁に出てきます。 少し前までは、「乳酸=疲労物質」という考えが一般的でした。しかし、21世紀に入ってから乳酸は疲労物質ではなく運動に良い影響を与えるものという証拠が広く知れ渡ってきて... -
生理学
なぜ低強度トレをたくさんやらなきゃいけないの?と聞かれたら何と答えるか。
競技者の肉体を生理学的に鍛え上げるためには、「高強度」トレーニングが基本であると考えています。 しかし、実際には「低強度」トレーニングもたくさん実施しています。 量より質!なのに、量もやるのはなぜか? そんな質問にも、キチンと答えられるだけ... -
生理学
低酸素トレーニング施設で運動するメリットは?生理学的な視点から考える
豊洲にあるトレーニング施設"アシックス スポーツコンプレックス" そちらの施設の売りは「低酸素環境」です。 低酸素の環境下でトレーニングをすると、身体には何が起こるのか?どういったメリットがあるのか? 研究論文を引用し、トレーニング効果や生理... -
生理学
【水泳】スプリントトレーニングを無呼吸(息を吐き切った上で)実施してみよう
「スプリントトレーニングのバリエーションが少なくて、いっつも単調な内容になっちゃうよ〜」って相談されました。 私個人的には、単調なトレーニングを嫌いではないのですが…ジュニア選手とかは飽きちゃうのかな。 以前、Twitterで水泳トレーニングの「...