やまざき ゆうた– Author –
やまざき ゆうた
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エッセイ
日本トップアスリートを取り巻く指導スタッフの課題感について。雑感を書いちゃうよ
スポーツの指導現場において、各指導者が特定の専門分野に特化することは、一見すると理にかなったアプローチです。 実際、専門化により指導の質が向上し、アスリートのパフォーマンスが向上することは多々あります。 しかし、この指導者の専門化には一方... -
論文紹介
「動き」を作ろう!”固有感覚トレーニング”の重要性について
アスリートにとって、「自分の体を思った通りに動かす」能力は極めて重要です。 競技動作の中で、正確で効率的な動きを実施することは、より良い結果に直結する要素の一つです。 この能力、つまり固有感覚と呼ばれる「自分の体の位置感知能力」は、パフォ... -
競泳
競泳トレーニングのヒント:乳酸クリアランス能力を高めよう!
競泳の練習は、同じ泳ぎでも距離や運動強度によって体内の反応が大きく変わります。 今回は、「50m全力スプリント×2本」を実施した際の「乳酸値の動き」について考察していきます。 実験では、日本選手権に出場するレベルの選手たちが、50m全力スプリント... -
論文紹介
プライオメトリックトレーニングに取り組むためのプログラミングを考えてみよう
スポーツのパフォーマンスにおいて、自分の身体を素早くコントロールすることは重要な要素です。 プライオメトリック・トレーニングは、そのような能力を向上させるために効果的であるトレーニング方法です。 今記事を「書いておかなきゃ!」って思わされ... -
競泳
水泳指導者のみんなに見てほしい!「フォームよりもフォースが大事だよ」ってお話
速く泳ぐためには「大きな推進力」を生み出すための力(フォース)と「小さな抵抗」を実現するための形(フォーム)の両立がたいせつです。 しかし、多くの人は「水泳は美しいフォームこそが速さの鍵だ!」くらいの感じで、形(フォーム)ばかりに意識を奪われて... -
競技力向上
アスリートが練習時間を削ってまでウエイトトレーニングに取り組む目的について、改めて考えてみよう
じつに多くの水泳選手がウエイトトレーニングに取り組んでいます。 なぜ水泳選手なのに水泳の練習を削ってまで、ウエイトトレーニングに取り組むのか?きっと、それぞれの選手や指導者に目的意識があるかと思います。 私がトレーニング指導者としてアスリ... -
論文紹介
アスリートに仲間は不要なのか?苦しい時に支えてくれる仲間の大切さ
「私は1人で強くなる」「仲間は必要ない」。 上り調子のアスリートの中には、このような考えを持つ人も少なくありません。確かに、自分のことだけに集中することで、短期的にはパフォーマンスを向上させやすいでしょう。しかし、長期的には、仲間の存在が... -
論文紹介
2週間のテーパーで50mが1秒(3%)速くなりました。
レースまであともう少し。日々の練習に励んできた成果を発揮したい気持ちと同時に、不安を抱えている方も多いですね。 そんな不安を少しでも解消するために取り入れていきたい方法「テーパリング」。水泳の現場では「テーパー」と呼ばれることが多いかな。... -
解剖学
スプリントトレーニングが先か?最大有酸素速度(VO2max)トレーニングが先か?【トレーニングの順番】
スポーツ指導者・コーチがトレーニング内容を考える際には、トレーニングの強度や量や頻度など、さまざまな要素を考慮する必要があります。 その中でも、トレーニングの順番は、トレーニングの効果に大きく影響を与える重要な要素だと思います。しかし、水... -
論文紹介
扁平足が水泳選手のパフォーマンスに与える影響と、その対策
足裏のアーチがほとんどない状態、それが扁平足です。 扁平足は、足部の筋力低下や、足底筋膜・その他の足底靭帯の弛緩などの原因によって生じると考えられています。 なんとなく、扁平足は悪い。水泳選手は扁平足が多い。と言われているような気がします...