今記事はエッセイとなります。なので「No.(ナンバー)」をつけていません。
先日、スイミングコーチとの会話の中で、
「SNSでトレーニング動画をアップすると、コメントとかDMでアドバイス厨が湧いてくるんだが」という相談のようなものを受けました…笑
そんな些細なことまで記事にしてみようと思い立ってしまいキーボードをカタカタしています。
まず、タイトルにあるような些細な相談を受けて、思い出したのは「ゲンロン0」という書籍でした。
東浩紀さんの著書「ゲンロン0」で書かれている観光客の哲学を参考にして考えてみます。
ちなみに最後までは読んでいません。ごめんなさい。
そもそも、「アドバイス厨」とは?
アドバイスの意味は分かりましたが「厨」の意味がイマイチ曖昧だったので調べました。。
厨(ちゅう)とは?
中毒者を意味するインターネット用語。または、中学生を暗に意味するネット用語。
参考:実用日本語表現辞典
似た用語に「指示厨」という言葉もありました。
指示厨(しじちゅう)とは?
コメントにおいてああしろこうしろと動画内でのアクションに対してレスポンスを求めるコメントを書き込むユーザーへの蔑称、レッテルの一種である。
引用:ニコニコ大百科
私見まとめ(回答)
「アドバイス厨が湧いてきた!」と感じたら、その人を「観光客」だと思ってみよう。
観光客というのは、軽薄で無責任で一過性の存在です。
ですが、お金を落としていってくれたりもします。そのお金は「有益なアドバイス」だとしましょう。
一方で、マナーの悪い観光客もいます。さらには何らかのウイルスを持ち込んで来たら、感染のリスクもあるかもしれません。
そうやってアドバイス厨のことを観光客だと思って考えてみると、一概に悪者にするのは、もったいないなとも感じられます。まぁそれでも観光客がリスペクトされることも無いのかもしれませんが、、
アドバイス厨を観光客だと考えると、排除する必要はない
「観光客」の価値
例えば、SNSへ投稿したトレーニング動画に対して「もっとこうしたほうがいい」というアドバイス厨が湧いたとします。
そのアドバイス厨のことを観光客だと考えてみます。
観光客は、特に責任もないので自由に軽薄な発言をしがちです。その軽薄さから出てくる発言は、あなたにとって新たな視点をくれるキッカケとなったりもするでしょう。
観光客の価値は、考えや取り組みを見つめなおしたり、深めたりする存在になるかもしれません。
自分自身も観光客になりきってみる
また、自分自身のことを観光客的に軽薄な視点で見てみると、いつもと違って普段なら関心を寄せることもないような点に気付いたりするかもしれません。
そこから何かが生まれるかも…?
アスリートの方々へ
SNSにトレーニング動画を投稿したら、何らかのアドバイスをもらったことがあるかもしれません。
そのアドバイスをくれた人を「観光客」、あなたを「観光地」だと考えてみます。
観光客は、観光地をただただ通り過ぎていくだけです。観光客は、あなたに対して何の責任も持ってくれません。
イラっとすることも多くあるかもしれませんが、「また観光客が来たな~。いっぱいお金を落としていけよ~」くらいに思っておきましょう。無理か。
個人ではなく、競技という大きな視点で見ると
観光客を、「おもてなし」したほうが潤うのかな。
でも、住民のことも大切にしたほうが良いと思うよ。