ただひたすらに自身の快楽だけを追求した究極の態度、そのうちの一つが「SNSマウンティング」
そんな、世にも恐ろしい態度について、ビクビクしながらも考察してみたいと思います。
題材は「スポーツ選手が実施するトレーニングフォームについて」
あるある例
担当している選手がトレーニングに取り組んでいました。
その時、他チームを指導しているトレーナーさんに
「そのフォームじゃダメ、こっちのフォームの方が良いよ」
と言われたそうです。
言われた選手は、少し苛立ちながら言いました
「どっちのフォームが良いフォームですか!?」
私はモヤモヤしながらも、このように答えました
「フォームの良し悪しは『目的』によって変わります。つまり、期待する効果による。フォームに対する考えを深めるキッカケをもらえて良かったと思うようにしてみましょう。」と‥。
「批判」と「悪口」についての考察
このトレーナーさんのように、
「相手の目的を無視して、自分の中での正解を押しつける」
というケースは多々見受けられます。
ご自身の優位性や権威性を高めたいだけの悪口は不快でしかありません。
では、ここで批判と悪口の違いについて考えてみます。
批判は論理的
批判は何のためにするのかと考えると、本質的には
「対象(相手)をより良くするための行為」であると思います。
相手に問題点を理解してもらうために「論理的に分かる」必要があります。
悪口は感情的
一方で悪口は、どうでしょうか。
対象(相手)にとってのメリットという視点が抜けている、ただ自身の優位性や権威性を高めたいだけという点は自慰行為みたいなものです。
個人の感情なので、本質的には他人に理解してもらえることはありません。
無理矢理に他者で解消せずに、互いに同意の上、もしくはご自分で完結させてほしいものです。
トレーニングにおける思考方法
競技力向上のために実施するトレーニング種目においては「期待する効果」を明確にすることが大切だと思います。
「期待する効果」が明確になると、トレーニング種目の重量やフォームに関する「意図」が生まれます。
「意図」のないトレーニングはギャンブルのようなものです。
競技に良い影響が有るか無いか、神頼み。
【めっちゃ余談】
何かをセールスしたい場合、まずは、ポジショントークを披露するよりも先に、相手が取り組んでいる「目的や意図」を知ることが先ではないかと。
相手にとって、現状よりもよい提案があるならば、あなたの話を聞いてもらえるようになると思います。