エッセイ– category –
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伸び悩んでいる選手に伝えたい、「何をやるか」よりも「どのようにやるか」について
「同じメニューをやっているのに、なぜ成果が出ないんだろう?」 先日、水泳選手と食事をしながら、じっくりと話をする機会がありました。選手は真剣なまなざしで、こう語りました。 「数年前のあのときの練習が一番良かった気がします。あの頃のメニュー... -
できる人が使っている「仕事依頼のコツ」について教えちゃうよ
スポーツ選手とか専門職の人に「何か仕事をお願いしたい人」にとって、避けては通れない道、それは...【仕事依頼のお作法】について。 仕事において「依頼のやり方」分からな過ぎる問題について、記事を書き残しておこうと思いますw 「夏にイベントあるん... -
競技スポーツを通して身に付く「考える仕組み」について考えてみた
「考えなくてもいい環境」は楽ちんです。誰かの指示に従っていれば悩むこともなく、余計なことを考えずに毎日を過ごせます。 しかし、そのラクさの先にあるのは「変わらない」毎日。 もし「今より良い未来にしたい」と望むなら、自分の頭で考えることが必... -
アスリートへの過剰な期待と、その期待値へのコントロール方法について
アスリートが一度大きな成功を収めたとき、その成功が新たな基準となり、期待値が急速に高まることがあります。 このような期待は、ほとんどの場合、アスリートにとって精神的な重荷となり、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことが多いように感じます。 こ... -
トレーニング計画の設計において「心理や感情」を無視しちゃわないようにね
アスリートの競技スポーツ指導において、長年信じられている「ピリオダイゼーション(期分け)」は、トレーニング計画の柱として機能してきました。 しかし、これまでのトレーニング方法論は、選手のパフォーマンスを高めるための最適なアプローチであると... -
日本トップアスリートを取り巻く指導スタッフの課題感について。雑感を書いちゃうよ
スポーツの指導現場において、各指導者が特定の専門分野に特化することは、一見すると理にかなったアプローチです。 実際、専門化により指導の質が向上し、アスリートのパフォーマンスが向上することは多々あります。 しかし、この指導者の専門化には一方... -
水泳指導者のみんなに見てほしい!「フォームよりもフォースが大事だよ」ってお話
速く泳ぐためには「大きな推進力」を生み出すための力(フォース)と「小さな抵抗」を実現するための形(フォーム)の両立がたいせつです。 しかし、多くの人は「水泳は美しいフォームこそが速さの鍵だ!」くらいの感じで、形(フォーム)ばかりに意識を奪われて... -
アスリートが練習時間を削ってまでウエイトトレーニングに取り組む目的について、改めて考えてみよう
じつに多くの水泳選手がウエイトトレーニングに取り組んでいます。 なぜ水泳選手なのに水泳の練習を削ってまで、ウエイトトレーニングに取り組むのか?きっと、それぞれの選手や指導者に目的意識があるかと思います。 私がトレーニング指導者としてアスリ... -
見た目を真似するだけではダメ?外見よりも中身!!
ふざけたタイトルにしてしまいました。 今記事では、「動き」を見るときに気を付けたいことを述べていきたいと思います。 見た目だけで判断しない。 特に、レース映像の一部分を静止画として「手はこうなってる。足はこうなってる」と理解するだけではもっ... -
トレーニング現場における認知バイアスと向き合っていこう
トレーニングや練習を作成していくうえで、「認知バイアス」という言葉を知っておいて損はないと思います。 認知バイアスとは、思考の偏り(思い込み・先入観・経験など)という心理の現象を指します。それによって、合理的な評価や判断が出来なくなってしま...