エッセイ– category –
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日本トップアスリートを取り巻く指導スタッフの課題感について。雑感を書いちゃうよ
スポーツの指導現場において、各指導者が特定の専門分野に特化することは、一見すると理にかなったアプローチです。 実際、専門化により指導の質が向上し、アスリートのパフォーマンスが向上することは多々あります。 しかし、この指導者の専門化には一方... -
水泳指導者のみんなに見てほしい!「フォームよりもフォースが大事だよ」ってお話
速く泳ぐためには「大きな推進力」を生み出すための力(フォース)と「小さな抵抗」を実現するための形(フォーム)の両立がたいせつです。 しかし、多くの人は「水泳は美しいフォームこそが速さの鍵だ!」くらいの感じで、形(フォーム)ばかりに意識を奪われて... -
アスリートが練習時間を削ってまでウエイトトレーニングに取り組む目的について、改めて考えてみよう
じつに多くの水泳選手がウエイトトレーニングに取り組んでいます。 なぜ水泳選手なのに水泳の練習を削ってまで、ウエイトトレーニングに取り組むのか?きっと、それぞれの選手や指導者に目的意識があるかと思います。 私がトレーニング指導者としてアスリ... -
見た目を真似するだけではダメ?外見よりも中身!!
ふざけたタイトルにしてしまいました。 今記事では、「動き」を見るときに気を付けたいことを述べていきたいと思います。 見た目だけで判断しない。 特に、レース映像の一部分を静止画として「手はこうなってる。足はこうなってる」と理解するだけではもっ... -
トレーニング現場における認知バイアスと向き合っていこう
トレーニングや練習を作成していくうえで、「認知バイアス」という言葉を知っておいて損はないと思います。 認知バイアスとは、思考の偏り(思い込み・先入観・経験など)という心理の現象を指します。それによって、合理的な評価や判断が出来なくなってしま... -
筋トレやるとパフォーマンス落ちると言われるのはなぜか?
スポーツ競技者の方々から「どんなウエイトトレーニングやれば良いですか?」といった言葉をもらう機会が増えてきたように感じています。 きっと、筋力トレーニング・ウエイトトレーニングに対する興味関心が広く認知されてきているのだと思います。 筋力... -
水泳選手が筋トレに取り組むときの問題について
今から11年前の2011年4月11日、個人事業主として出発しました。 本日は2022年4月11日、開業から11年が経ち、少しずつ任せてもらえる仕事も増えてきました。おかげさまです。 今記事では、11年の活動を通して感じてきたことの一つである『水泳選手の筋トレ... -
「考える」ためには、孤独な時間を作るしかない。
久しぶりにエッセイです。 年末年始や長期休暇に実施している合宿を通して、いつも感じていたことを書き残しておきます。 テーマは『考える』ということについてです。 合宿などに参加すると、普段は出会わないような人と交流を持つことができます。 新た... -
「アドバイス厨にどうやって対応したら良い?」への回答
今記事はエッセイとなります。なので「No.(ナンバー)」をつけていません。 先日、スイミングコーチとの会話の中で、 「SNSでトレーニング動画をアップすると、コメントとかDMでアドバイス厨が湧いてくるんだが」という相談のようなものを受けました…笑 ... -
ティーチングとフィードバックを区別して考える
競技スポーツの指導者の皆さん、教えなくちゃいけない症候群に悩まされていませんか? 「教えること=ティーチング」「事実(結果)を伝えること=フィードバック」この2つをごちゃごちゃにせず、区別して使いこなしていきたいという決意表明的な内容となっ...