足裏のアーチがほとんどない状態、それが扁平足です。
扁平足は、足部の筋力低下や、足底筋膜・その他の足底靭帯の弛緩などの原因によって生じると考えられています。
なんとなく、扁平足は悪い。水泳選手は扁平足が多い。と言われているような気がしますが、これが選手たちのパフォーマンスにどのような影響を与えるのか、そしてどのように対処すればよいのか。
そんなざっくりとしたテーマで記事を書き進めていきたいと思います。誰かの役に立てたら嬉しく思います。
扁平足の定義
扁平足は、内側縦アーチの減少や消失により足が扁平になる変形を指します。
内側縦アーチのある足の形態とは異なり、足裏全体が地面に均等に接地している状態。
足部の筋力低下や、足底筋膜・その他の足底靭帯の弛緩が、扁平足が発生するメカニズムの1つとして考えられています。
扁平足と筋力パフォーマンスとの関係性について
測定した扁平足の臨床的重症度は、足関節および腰椎伸展筋の筋力低下と相関していた。
この結果から、学童期の扁平足では、足関節と腰椎伸展筋の強化運動が必要であることが示唆された。
ジュニア水泳選手に特徴的な「舟状骨の高さ」の違い
ジュニア期(12-18歳)のエリート水泳選手の「舟状骨の高さ」は、同年齢層および競技レベルの他の競技選手よりも低いことが明らかになった。
扁平足の改善に対するショートフットエクササイズ
ランダム化比較実験のメタアナリシス分析の結果、ショートフット・エクササイズは、扁平足を有する人の足部アライメントに良い影響を与えるため、他の介入よりも多くの利益をもたらす可能性がある。
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私見まとめ
扁平足は運動パフォーマンスに悪影響を与える傾向がありますが、適切なエクササイズやトレーニングによって改善が期待できます。
スポーツにおいて、足部は見過ごされがちですが、実はこれが選手たちのパフォーマンス向上において重要なカギを握っている可能性はあります。足には体全体の安定性や動作の効率に大いに影響を与えるポテンシャルが秘められています。
ウォーミングアップの時間を有効に活用し、足部への配慮を怠らないように。
ショートフットエクササイズやバランスメーカーなどによる足の筋力トレーニングを日々のウォーミングアップルーティンに取り入れ、これを継続的な習慣として定着させると良いでしょう。