トレーニングをお休みしなければならない時の栄養対策

栄養学

トレーニング習慣のある人が、カゼやインフルエンザなどの体調不良・怪我などでの離脱状態になるケースはあると思います。

そのような状態となってしまって、やきもきしている選手のために少しでもパフォーマンス低下を防ぐ対策として紹介をしたい項目を3つ。

筋量の低下を防ぐ。
 ⇒たんぱく質を1日に体重1kgあたり1.5g(体重60kgの人は90g)程度、摂取しよう。

持久的運動に不可欠なミトコンドリアの減少を防ぐ。
 ⇒BCAAを1日4g(4000mg)程度、摂取しよう。
BCAA摂取がトレーニング休止に伴う骨格筋ミトコンドリアの減少を抑制するか
↑以前も紹介しましたが、再度掲載。

筋出力の低下を防ぐ。
 ⇒競技特有の動作を短時間だけやってみる。
トレーニングの休止によって、顕著なパフォーマンス低下は「神経系の鈍化」と言われています。(筋収縮時に運動単位の動員減少、脳興奮の低下など)
※特にケガ故障の場合、強度の高い動きは、知識の無い状態での自己判断は禁物です。


1ヶ月以上の計画的なトレーニング期間があった上で、2〜3日のトレーニング休止は、上記の①と②であればまったく問題にならないと言ってよいでしょう。むしろ短期間の完全休養によって、トレーニング刺激への適応を防ぎ、再開したときへのメリットになると考えることもできます。

ただ安静にしているだけでは不安というアスリートへ。ターゲットとなる大会へ向けて日々トレーニングに取り組んでいる選手のチカラになればと思います。書こうと思わされたキッカケは、インフルエンザ発症でダウンして心も体も苦しんでいるウチの選手。
これもチャンスだと思って、対策と傾向を知識として深めてみてください。必ず今後に活かせますよ。

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