動作指導時の【声かけ】を考える

競技力向上

仕事として、指導者という立場でクライアントと接する時、スポーツ競技練習中でも・フィジカルトレーニング中でも・何気ない日常動作でも、動きの指導をする際の「声かけ」を気にするようにしています。

例えば、スクワットの動作を指導する際
①擬音・オノマトペを使う。(ベロ〜ンって舐めるように〜)怪しい声かけだな笑
②解剖学的な用語を使う。(股関節をもっと外旋させて〜)
大きく分けてこの2つから、私は声かけを繰り出していきます。

このような「声かけ」のことを英語でキュー(cue)とかキューイングとか言います。様々な指導現場を見ていると、指導者によって「キュー」が異なるので面白く感じます。もちろん、相手を考えた結果の言葉なのですが、
指導者自身が学んで来たバックボーンというのも大いに影響しているだろうなと感じる声かけもあり、とても参考になります。特に、スポーツの上級レベルの大会(日本選手権やワールドカップなど)では、経験豊富な指導者の方々が多いので。

動作指導

前回のブログ記事にて、動作の意識性について少し触れました。
指導をする相手が持ち合わせている、情報量・知識量を可能な限り見極めてから、その方に合わせた声かけが必要です。
動作を説明する際は解剖学的な用語を用いて言葉を並べても相手に伝わらないことがあります。相手ありきの「声かけ」なのに、自己満足用語を垂れ流す指導者もどきになりたくないな。と。

とは言うものの私はよく、辿り着きたい動きを解説することに夢中になって、相手に「伝わる・伝える」という意識がブッ飛んでしまうことが多々あります。コーチ・トレーナーとして今一度、整理して指導を担当している選手の皆さんと上達していきたいと思っております。

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