【アスリート】ストレス反応

ストレスというのは皆さんも聞いたことがあると思います。

どのような種類のストレスがあるのでしょうか?

目次

大きく4つの種類

・精神的(心理的)ストレス
・生理的(身体的)ストレス
・環境的(物理的)ストレス
・化学的ストレス

ストレスと聞くと精神的なものがイメージとしてありますが、その他の刺激を指す言葉でもあります。

トレーニングを進めていくうえで重要な知識となる「ストレス反応」

練習やトレーニングによる【刺激(ストレス)】に対して、体がどういった反応をしていくのか。といったことを説明している理論です。

この理論は、ハンス・セリエ(1907-1982)という生理学者による学説。3つの段階で説明されています。

①警告反応期

ストレス刺激に対して緊急反応をする状態。

警告反応期はさらに、

・ショック相 →血圧・心拍・血糖値の低下、神経系の活動低下)

・反ショック相 →自律神経系(アドレナリン分泌亢進)、内分泌系(コルチゾル分泌亢進)

以上の2つの順番に分けられる。

②抵抗(適応)期

ストレス刺激に適応する状態。

同様の刺激に対しての抵抗力が高まります。

トレーニングでは、①段階で低下した筋力が以前に増して回復します。

③疲憊期

ストレス刺激が長期となり、体が適応できなくなる状態。

抵抗力が著しく低下し、身体・精神共に衰弱します。スポーツ選手では、オーバートレーニングという状態であることになります。


【まとめ】

トレーニングによる身体へのストレスでも、学校や職場の精神的ストレスでも

②の段階で適応し、回復(解消)されれば今までよりも強くなれる「良いストレス」

③の段階まで行ってしまっては、身体にも精神にも「悪いストレス」

ということになると考えられます。

つまり、全てのストレスが悪者ではなく、自身を成長させてくれるために必要なモノとなります。

・精神的なストレスによって、慢性的に③段階まで進んでしまった人は、医療機関を受診することをお勧めいたします。

キチンとした知識でストレスを味方にしていきましょう。

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