起床後の運動パフォーマンスについて【寝起き直後】

クラウチングスタート 競技力向上

先日、社会人アスリートの方からこのような質問を受けました↓

「レース当日はレースの5時間前に起きると良いと聞いたことがありますが、何か根拠のある話なのでしょうか?調べてもなかなか見つからなくて、かなり気になっていました!」

睡眠に関する研究論文などは、数多く出されているようですが

「起床後の運動パフォーマンス」については調べたことが無かったので、即座に回答できませんでした。

この機会に文献を調査してみたいと思います。

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論文紹介

題名:Autonomic Modulations of Heart Rate Variability and Performances in Short-Distance Elite Swimmers
著者:Giampiero Meratiら
公開日:2015年4月
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25471271/

論文結論

・朝の起床後ほど、迷走神経(副交感神経)の活動が大きかった。

迷走神経(副交感神経)の活動が大きいほど、短距離パフォーマンス(50mクロール)が悪かった(タイムが遅かった)

・交感神経の活動を大きく刺激すれば、パフォーマンスを改善する可能性が示唆された。

論文内容

<実験参加者>

・イタリア国内レベルの男性水泳選手13名(22〜32歳)が実験に参加。

・専門種目は50m自由形と100m自由形

・週6日のトレーニング頻度がある集団。

<実験手順>

・HR(心拍)を計測し、そこから心臓の【自律神経のバランス】などを算出。

・HRの測定は、(1)起床後 / (2)午後の練習前 / (3)午後の練習後

・シーズン記録と、HR計測結果を相関させ分析。

※どのように相関を分析したのかの詳細は読み取れませんでした。私の読解力不足かもしれません。

私見まとめ

起床後は「副交感神経(迷走神経)」の働きが活発なので、スプリントパフォーマンスが低下しがち!

という感覚値としても納得ができる内容でした。

リラックスしている状態で、全力ダッシュしようとしても

なかなかチカラを発揮できないですよね。

では、起床後でもチカラを発揮しなければならない時がある!!という場合は、どうしたら良いのか?

この問いに対する、裏付けのある回答は用意していないのですが

単純に、「早寝早起き」する。という戦略は効果的だと思います。

その他、過去記事を引用しながら、現時点での私見として3つあげてみます。

①カフェイン摂取
No.98 【カフェイン】摂取量&タイミング「パフォーマンス向上」

②筋肉をアクティベーションさせる
No.112 PAP・PAPE【筋肉をアクティベーション】させよう

③レース前のルーティンを、朝練前も取り組んでみよう
No.78 レース準備【チェックリスト】を作成しました。

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