トレーニングや練習というと、何を目的にして取り組むのか。という意識が重要となります。
例えば、
ゴルフで飛距離をアップさせたいという人がいます。
飛距離をアップさせるための手段は大きく2つ。
①遠くに飛ばすためのスイング技術を向上させる。
②遠くに飛ばすための体(筋力)を向上させる。
この2つをゴチャゴチャにして取り組んでいる人が多く見られます。
どちらか1つに取り組んでいるだけでは”頭打ち”は直ぐにやってきます。
これら2つを行ったり来たりしながら、【螺旋階段的】に向上させていくのがオススメです。
多くの場合、競技スキルにばかり目がいって、身体作りが疎かになっています。
なかなか上手くいかない人や、つまづいて悩んでいる人は競技練習とは別でフィジカルトレーニングにも取り組んでみるのもオススメです。
【追記】
タイトルとは異なる話となりますが…
使えない筋肉。という言葉があります。
これは筋肉が発達してムキムキなのに、まったくスポーツはダメダメ。なんて人のことを指しているのでしょう。
筋肉が発達することと、スポーツが上達することは、厳密に言うと全くの別物です。上記の①と②の違いとなります。
ムキムキな人でもスポーツが上手な人もいます。ヒョロヒョロな人でスポーツが上手な人もいれば、イマイチな人もいます。
違いは何なのでしょうか?
【自分がイメージした通りに体を動かせるかどうか】これが違いなのだと私は理解しています。
どんなことでもそうですが、イメージや目標といった描くものがなければ、自分がどこに辿り着くのか運まかせになってしまいます。
スポーツやトレーニングというのは、そういった点でも人間教育に優れているのでは。と勝手に思っております。