アスリートの「燃え尽き症候群(バーンアウト)」は、感謝の気持ちレベルによって変化するんじゃないか?または少なからず影響を与えている要因なのではないか。という内容の記事です。
『感謝の気持ち』を持つべき対象は、すでに目の前にある。ということを認知することから始めていきたいと思います。
燃え尽き症候群について取り上げた、過去記事はコチラ↓

「感謝の気持ち」と「燃え尽き症候群」
2021年に公開された研究で、アスリートのバーンアウト(燃え尽き症候群)と感謝の気持ちレベルとの関連性を調査したものがあります。
596名の大学生アスリートが研究に参加。インカレ(NCAA)に出場する選手たちであった。
選手たちは、「感謝の気持ちレベル」「コーチとの関係」「バーンアウト」について、それぞれ尺度を測定する専門の質問票を用いて調査された。
論文結論
✅バーンアウト(燃え尽き症候群)のレベルが高いアスリートほど、感謝の気持ちレベルが低く、コーチと関係性が疎遠であることが示唆された。
また、
✅バーンアウト(燃え尽き症候群)のレベルが低いアスリートほど、感謝の気持ちレベルが高く、コーチとの関係性が強いことが示唆された。
(Mariya A Yukhymenko-Lescroartら:2021)
私見まとめ
長く活躍するスポーツ選手の共通点とは?
私の友人に、プロスポーツ選手のエージェントをしている人がいます。彼に、長く第一線で活躍し続ける選手の特徴について聞いてみました。
私:「スポーツ選手で長く活躍している人って、どんなタイプが多い?」
友人:「どんな小さなことにも感謝の気持ちを持っている人かな〜」
さらに具体例を聞いてみると。
私:「例えば、どんなエピソードがある?」
友人:「誰かが自分のために時間や労力をかけてくれたとき、それを当然だと思わず、何らかの形で感謝を示せる人だね」
そして、彼はこう続けました。
友人:「逆に、”やってもらって当たり前”という態度の選手は、一時的に活躍しても、長くは続かないことが多い気がする」
余談
当たり前のように思えることにも感謝の気持ちを認知する
↓
バーンアウトが発生しにくい
↓
継続的に、レベルの高い練習を積める
↓
長く活躍できる可能性が高まる
↓
みんなにも感謝が波及する
↓
ハッピー