リカバリー(回復)に効果がある手段は何だ?【メタアナリシス】論文

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疲労回復。アスリートだけでなく、一般の人にも興味がある話題ではないかと思います。
今回の論文から得られた答えは「マッサージ」の効果が高い。ということです。

目次

論文紹介

題名

An Evidence-Based Approach for Choosing Post-exercise Recovery Techniques to Reduce Markers of Muscle Damage, Soreness, Fatigue, and Inflammation: A Systematic Review With Meta-Analysis
著者:Olivier Dupuyら
公開日:2018年4月26日
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5932411/

内容

遅発性筋肉痛(DOMS)・自覚的な疲労・筋肉の損傷(炎症マーカー)に対して、
様々なリカバリーテクニック(回復手段)を評価した。
手段としては、
アクティブリカバリー(軽い運動)
ストレッチ
マッサージ
コンプレッションウェア
水風呂
交代浴
クライオセラピー(アイシング)

結果

①遅発性筋肉痛、自覚的な疲労に最も効果的だったのは「マッサージ」でした。

②炎症マーカーの軽減には、「クライオセラピー」「水風呂」「マッサージ」でした。

③ストレッチでは、特に良い効果は確認されなかった。

④コンプレッションウェアでは、効果は認められたが、顕著な有意差では無かった。

まとめ

練習後、トレーニング後、仕事おわりには
今のところ「マッサージ」が最強ということです。

今回の論文では、
振動ローラーなどの最近出始めたリカバリー手段は含まれていません。
今後に期待します。

あとがき

インターネットにより、こういった論文なども含めた【情報】にアクセスできる機会が増しました。

当たり前ですが、
「論文イコール答え」ではありません。
中には、歪められた事実が含まれていることもあるかもしれません。

そういった現状を把握した上で、どのように情報を利用していくかは
自分次第ということを、私自身も深く認識していきたいと思います。

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