前回に引き続き、暇な1日でインプットされた中の1つをまたもや早速アウトプットしていきます。
Sports Medicineという論文掲載誌に2019年6月15日付けで公開された以下の論文フルテキストを読んでみました。
以下のリンク先ではアブストラクト部分を無料で読むことが出来ます。
Resistance Priming to Enhance Neuromuscular Performance in Sport: Evidence, Potential Mechanisms and Directions for Future Research
上記のタイトル部分をGoogle翻訳にかけたところ↓
「スポーツにおける神経筋性能を増強するための抵抗性プライミング:証拠、潜在的機構および将来の研究への方向」となりました。キレイに直訳してくれます…。
こちらの論文では、試技やトライアル前に「Resistance Priming(様々な筋トレ)」を実施してパフォーマンス向上が見られる。ということを紹介してくれています。
様々な競技種目における「Resistance Priming」論文をまとめてくれています。
その中には競泳選手(19歳の男女13名)での実験もありました。読み応えアリアリです。
リアル世界のお友達で、興味がある方いましたら一緒に英文読みましょう!
私が提供している「Resistance Priming」
ここでは、私が競技指導の現場やトレーナーとして実際に提供している内容をちょっぴり紹介します。
主に関係している競泳選手の皆さんには以下の道具を用いております。
バーベルセットです。
普段の練習環境では、競技練習の前に準備体操として毎日実施するメニューの中に必ず組み込んでいます。
通常の練習時はトレーニングルームなどで実施すれば良いでしょうが、遠征合宿や試合などで環境が変わるときでも「いつも通り」実施したいな〜と考え、ネットで持ち運びが出来そうなウエイト器具を探し、やっと見つけたものをアマゾンで購入。私が競技コーチをやるようになってからなので、2014年頃から使っています。当初は200cm10kgシャフトをそのまま車で運んでいました。それから3分割が可能な10kgシャフトを見つけて購入。そして今は画像のバーベルセット。
これを運ぶのは、とにかく重たい。そしていつも汗だく。朝の準備が私にとっての重要業務となっております。
2011年から競泳の日本選手権に帯同しておりますが、バーベルを会場に持ち込んでいるチームは我々以外では、まだ見たことありません。
ウエイトを用いた準備トレーニングに効果がある!という上記の論文を読んで、ちょっぴり報われた気持ちになりました(笑)!! まぁ、選手のパフォーマンス向上に役立てれば良いのですが。
準備体操でバーベルを用いて実施する内容としては↓
こういった種目を準備体操に取り入れています。
神経筋を刺激する筋出力の向上が主な目的となりますが、正しく動作することにより柔軟性の向上を得ることも準備体操に組み込んでいる目的の一つです。
あとがき
アスリートや競技コーチ、ストレングストレーナーに皆さん。狙った試合へ向けたピーキング・テーパリングの計画に一石を投じる形になったのではないでしょうか。
↑アスリートの「ピーキングとテーパー」に関する、こちらの書籍もオススメです。
様々なプロセスや手法がありますが、トレーナーとしては、やはり
取り組む人が深く納得して継続できるトレーニングを提供していきたいものです。