トレーニング指導やスポーツの技術指導において、
目的が置き去りにされて指導が進んでいくことが多く見受けられます。
例えば、誰かにとっての正しいスクワットが
あなたにとっても正しいやり方だとは限りません。
どこを鍛えたいのか、どういった動きを獲得したいのか。
筋力向上なのか、競技動作への介入なのか。
競技アスリートのスクワット動作には大きく2つの目的があると考えています。
①筋力向上のため
②競技動作向上のため
ターゲットの筋肉を強くするために実施するスクワットは、反動を使わずに可動域を大きく使用し筋肉に効かせるフォーム。重量も適切に加重していく必要があります。
競技動作のために実施するスクワットは、力発揮のベクトル(方向)、動き出しのタイミングや姿勢に対してのフォーム。そのフォームに負荷を与えていく場合もあるかと思います。
自分が取り組んでいるトレーニングの先にある目的は何なのか。何が得られるのか。そういった意識も必要だと考えます。ただ言われるがままに取り組むだけでは時間ももったいなく、効果も薄いでしょう。
手段は合目的的に。