No.55、No56、No57の記事に続きましてアルコールの話題です。
上記3つの記事で実験に参加した人たちは全て男性でした。
今回は女性参加者による実験となります。男女での差はあるのでしょうか?
それではどうぞ!
目次
論文紹介
題名:筋肉損傷運動後のアルコール摂取による影響(女性バージョン)
Effect of alcohol after muscle-damaging resistance exercise on muscular performance recovery and inflammatory capacity in women.
著者:Levitt DEら
公開日:2017年6月
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28386694
内容:アルコール摂取による筋肉への影響に性差はあるのかを調査
13名の女性(21~34歳)が実験に参加しました。
過去半年で週2回以上のレジスタンストレーニングを実施している人たちです。
抵抗運動の内容としては、No.55で紹介した内容と同じ方法で実験されました。
今回の実験では、アルコール摂取パターンは
除脂肪体重1kgあたりアルコール1.09gを摂取したと記載されていました。
その他には、血液検査も行われ
サイトカインやクレアチンキナーゼも計測をしました。ここでは割愛します。
結果:女性は強い!
アルコールを摂取しても筋肉損傷からのパフォーマンス回復には影響がありませんでした。
まとめ
No55で紹介した、男性による実験では
筋損傷運動からの回復を遅らせるという結果が出ていました。
今回はその実験の女性バージョンです。
アルコール処理能力に性差があるのでしょうか?メカニズムは明らかにされていないようです。
男性アスリートの皆様、お気をつけください。
女性アスリートの方々もおそらく飲みすぎれば悪影響が出てくるはずですので要注意。