精神的な疲労が運動パフォーマンスを低下させる。

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No.59の記事に引き続き、
精神的な疲労が、運動のパフォーマンスに悪影響があったとされる研究をご紹介します。

目次

論文紹介

題名:精神的な疲労は、若い水泳選手のパフォーマンスを低下させます。

Mental Fatigue Impairs Physical Performance in Young Swimmers.
著者:Penna EMら
公開日:2018年5月1日
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29276857/

内容:精神の疲労状態は、水泳パフォーマンスに影響があるのか調査

16名(男性11名/女性5名:15歳)の水泳選手が実験に参加。
競技成績としては上位大会に進出する選手たちでした。

2回の1500mタイムトライアルを実施しました。その2回の間隔は最低72時間空けられた。

1回のタイムトライアル前には、
ストループテストという認知試験を30分間にわたり実施。

もう1回のタイムトライアル前には、
対照群として30分間、世界の航空に関する歴史をビデオ視聴しました。

結果:精神疲労により(認知テスト後)に16名中、12名が明らかに遅くなった!

精神的な疲労テストを実施した後の1500mタイムトライアルは、タイムが遅くなりました。

RPE(自覚的運動強度)、心拍数、自律神経バランスは
2回の実験間での違いは見られませんでした。

私見まとめ

精神の疲労により、タイムに1%の悪影響がある。
こういった結果もあるということを認識して、
実際の指導現場でも、選手たちに伝えていきたいと思います。

精神的な疲労というものは、
競技以外の日常生活で発生していることが多いでしょう。

競技では当たり前ですが、日常生活でも
自主性はもちろん主体性も身に付いている選手は、パフォーマンスが高いレベルで安定しているのでしょうね。

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